CAST出演者

各国の伝統的な音楽や舞踊スタイルを取り入れ、
その全てをまとめ上げつつ、
清新な作品とする革新的演出スタイル。

ACTOR出演者

  • 舞踏 / 振付

    Lee Swee Keong

    マレーシア

    KL BUTOH FESTの創立者、ディレクター。マレーシア唯一の「舞踏」カンパニーであるニョバ・カンダンスカンパニーの設立者。

    マレーシアでバレエとコンテンポラリーダンスを学び、チョー・テカンの「ジュニアホワイト」、ジュディマル・モンフィルの「門限」他多数出演。2000年のミュージカル「シッダールタ」では振付けを担当し南アフリカツアーを行う。2001年にはアメリカのシアトルのインターナショナルアーティストプログラムに招待されるなど、世界各地で演じることで新たな境地を開き続けている。 18年前からクアラルンプールと東京で小池博史と活動を始め、2013年より「マハーバーラ」プロジェクト のほぼすべての作品に出演している。2012年と2020年にはフランスのエディ・マーレムカンパニーと活動する。(Photo by Dev Lee)

  • バリ舞踊 / ガムラン

    小谷野哲郎

    日本

    東海大学音楽学課程在学中よりサウンドスケープ研究の傍らバリ舞踊を始める。

    1995年よりインドネシア政府給費留学生としてインドネシア国立芸術高等学院に留学。舞踊、音楽、影絵などのバリ伝統芸能に学びつつ、伝統と現代をつなぐ多くのオリジナル作品を制作。 国内外で様々なジャンルのアーティストたちと公演活動やワークショップを展開している。 パパ・タラフマラ作品では「ガリバー&スウィフト」「パンク・ドンキホーテ」「白雪姫」に出演。 小池博史ブリッジプロジェクトでは「注文の多い料理店」「風の又三郎」「マハーバーラタ」プロジェクト全作品に出演。バリガムラン芸能集団「ウロツテノヤ子」、影絵ユニット「ほしふね☆」主宰。 日本インドネシア芸術文化交流オフィス「ジュクン・ミュージック」代表。

  • インドネシア伝統舞踊 / コンテポララリーダンス / 振付

    Danang Pamungkas

    インドネシア

    インドネシアスラカルタ芸術大学卒業。伝統舞踊を追求し、マンクヌガラン宮殿でマンクヌガラン伝統舞踊を学ぶ。

    Claud Gate Dance Theater台湾の団員として活躍。2016年ウィーン・オーストリア教育省主催のKultur Kontact奨学レジデンシープログラム、Asian Cultural Councilのアメリカ・ニューヨークでの奨学プログラムに選ばれる。現在はスラカルタのDan's Dance Studioでダンサーと振付家として活躍中。

  • 俳優・狂言師

    川野誠一

    日本

    大分県出身。1995年、劇団大樹を旗揚げ、主宰として現在に至る。

    大分県出身。1995年、劇団大樹を旗揚げ、主宰として現在に至る。古典から現代劇までジャンルを問わず活動。また大蔵流狂言方/善竹十郎師(重要無形文化財・総合指定保持者)に師事し、狂言を学ぶ。現在、善竹十郎家の一員として、狂言の普及やワークショップなどを行う。今井尋也 率いる「シルクロード能楽会」では、狂言方として「道成寺」「サロメ」「バリ姫物語」に出演。俳優として、狂言の様式を織り交ぜた表現方法に取り組み、様々なジャンルのアーティストと共演する。声と身体のワークショップ「狂言処=う舞謡~」を主催。鎌倉にある国指定重要文化財「一条恵観山荘」では案内人を務める。

  • タイ古典舞踊 / 剣舞

    土屋悠太郎

    日本

    2002年にタイのチェンマイに留学し、北部タイ・ランナー地方の伝統舞踊フォンジューン、剣舞フォンダープを習得。

    人間国宝らに指導を受け、現地で多くのショーに出演し経験を積む。帰国後はタイ王国大阪総領事館主催パーティーに出演するなど文化紹介として日本国内の舞台に立つ。障がい者や高齢者と関わる仕事を経てタイ舞踊の「人を明るく元気にする力」を確信。2012年、師匠からSiri Mongkol Skanaという名前を授かる。

  • タイ舞踊 / コンテンポラリーダンス / 振付

    Ronnarong Khampha

    タイ

    幼少期に北部ランナー地方の舞踊に魅了される。

    2005年チェンマイ大学第芸術専攻で優等学位を取得し、卒業。伝統舞踊を基盤にコンテポラリーダンスにも焦点を当てて活動。2006年から2008年インドネシアのソロにてジャワ舞踊とバリ舞踊を学び、2010年には6ヶ月京都にて能楽を学ぶ。2010年から2011年に日本財団アジア・フェローシップ(API)奨学事業の参加者に選ばれ、日本とインドネシアでダンスの研究を行う。2013年、ACCのグランティに選ばれ、アメリカのノースカロライナで開催されたアメリカン・ダンス・フェスティバル国際コレオグラファーレジデンスに参加する。ソロ活動とともにタイ、アメリカ、日本、韓国、オーストラリア、インドネシアのアーティストととの共演も多数。

  • 琉球舞踊

    川満香多

    日本

    琉球舞踊穂花会・宮古舞踊んまてぃだの会教師。

    亀浜律子氏、亀浜美智子氏に師事。 沖縄県立芸術大学院修士課程修了。国立組踊研修第一期修了。 国立劇場おきなわを中心に琉球舞踊の公演に多数出演するほか、芥川賞作家の大城立裕が書き下ろした「聞得大君誕生(ちふぃじんたんじょう)」にて国立劇場で歌舞伎女形の人間国宝・坂東玉三郎さんと共演するなど活躍中。

  • インドネシア伝統舞踊 / エアリアル / ファイヤーダンス

    Suryo Purnomo

    インドネシア

    2003年ジョグジャカルタにてダンサー、振付家の活動を開始。

    伝統的舞踊やエアリアル、ファイヤーダンス、アクロバティックの技術を生かし、Besar Widodo、Anterdanse、Bimo Wiwohatmo、Miroto、Didik Nini Thowok、Padepokan Bagoing Kussudiardjo、Purawisataなど、多くのプロジェクトや共同作業に参加する。Miura、Snuff Puppets、Mao Arata Project、JCDNをはじめとするインターナショナルダンス/フェスティバル公演などで国際的にも活動している。現在バリ島にて行われているDevdan Show のスターダンサー。

  • 俳優 / バレエ / コンテンポラリーダンス

    福島梓

    日本

    俳優・ダンサー・バレエ講師・振付家。3歳よりバレエを始めボリショイバレエ学校教授陣らに師事。

    新国立劇場バレエ団等の子役を経て橘バレエ学校入学。AMスチューデンツ、日本ジュニアバレエ合格。埼玉全国舞踊コンクール朝日新聞社賞受賞。桐朋学園芸術短期大学芸術科と専攻科にて演劇、歌、ジャズ、日舞、狂言、コンテンポラリーダンス、タップ等、幅広い表現手段を学ぶ。 ユニット"あそぼ企画"をミュージャン、俳優の3人で立ち上げるなど、声×身体×音楽のコラボをテーマに多ジャンルで表現の可能性を追求している。Azusa Ballet Class主宰。 俳優・ダンサーとしては野田地図「足跡姫」、小池博史ブリッジプロジェクト「2030世界漂流」「新・三人姉妹」「マハーバーラタ」プロジェクト2019年インドネシア公演、福田善之作品、スズキ拓朗作品、21SEIKI TV-CM、アーティストのMV等に出演。

  • インド古典舞踊 / 俳優 / 演出

    Moon Moon Singh

    インド

    デリー国立演劇大学卒業。デリーで独自のアート組織OORJA PERFORMING ARTS CENTERを運営。

    デリー国立演劇大学卒業。デリーで独自のアート組織OORJA PERFORMING ARTS CENTERを運営。インド古典舞踊、バレエやジャズを学び、リズムや体動態の基礎を学ぶ。インドの若手の中で最も注目を集めるパフォーマーの一人で、彼女のユニークで繊細なキャラクター描写は高い評価を得ている。インド国外のアーティストとの共演も多く、映画やテレビにも多数出演している。2011年にはハムレットとイェルマに基づくパフォーマンスを発表し、各界で称賛された。

  • ジャワ伝統舞踊

    Hermawan Sinung Nugroho

    インドネシア

    ジョグジャカルタのインドネシア芸術高等学校(SMKI)にてダンス講師として教鞭をとる。

    ジョグジャカルタを代表する芸術センターPadepokan Seni Bagong Kussudiardjo(PSBK)や地域で催される様々なダンス、舞台芸術イベント(Jagongan Wagen)で活躍している。UNESCO世界遺産プランバナン寺院で披露される伝統舞踊団Ramayana Baletのダンサー。

  • タイ古典舞踊、舞踊家、振り付け

    Waewdao Sirisook

    タイ

    北部ランナー地方の舞踊を基盤に、コンテンポラリーダンスにも焦点を当てて活動。

    北部ランナー地方の舞踊を基盤に、コンテンポラリーダンスにも焦点を当てて活動。タイ、マレーシア、インドネシア、日本、シンガポール、中国、インド、ミャンマー、カナダとアメリカで独自の作品を上演し、ゲストパフォーマーとしても招聘されている。タイ観光局の文化大使として約20年アジア、ヨーロッパと北米でタイの芸術文化を紹介してきた。

MUSICIANミュージシャン

  • 演出家 能役者 小鼓演奏家

    今井尋也

    日本

    シルクロード能楽会代表。幼少より祖父から能楽を学び、十代で初舞台。

    シルクロード能楽会代表。幼少より祖父から能楽を学び、十代で初舞台。国立能楽堂研修所・東京芸術大学を卒業後、渡仏し、ジェローム・ベル等の現代演劇、コンテンポラリーダンスの舞台に出演。帰国後、シルクロード能楽会を立ち上げ全ての作品の作・演出。国内外を問わず、民話や神話を題材にして新作能の脚本・演出・音楽も多数。また、小鼓の演奏家としてジャンルを超越して活躍中。障害者の施設や小中高学校でワークショップを実施。作・演出作品『愛の門』『道成寺』『ジャンヌダルク』等。
    日本の舞台の歴史は近代で断絶されている。私は能の技術・演出法を利用して、この「断絶」を解消し、日本の古代中世の演劇と、現代の演劇を真の意味で結びつけ日本から世界に向けて発信する新しい舞台を創造しています。

  • 作曲家 / ギター

    Yennu Arienda

    インドネシア

    Y-DRAとしても知られる。作曲、プロデューサー、ミュージシャン、DJ,デジタルアーティストとして音楽、舞台と映像で活躍。

    作品の原点はインドネシアの伝統的価値観と歴史、特にジャワ文化である。ジャワ文化を取り入れた創作手法では、本能と身体から湧き出る表現がローカルとグローバル、過去と現在、伝統と現代の間を行き来している。インドネシアの伝統的価値観に止まらず、音楽、ダンス、パフォーマンス、ビジュアル、そして儀式に至るまで要素を取り入れ、社会的・歴史的な文脈によって現代的なかたちでそれらを再現する作風を持つ。実験デュオRaja Kirik、劇団Teater Garasi / Garasi Performance Insititute、ロックバンドMelancholic Bitch、音楽レーベルTrauma Rhythmic Record、実験集団サウンドラボWYSTとパペット劇団Papermoon Puppet Theaterで活動。最近のソロ作品はアルバムNo-Brain Dance (2019)、ビジュアル個展Image the Giant (2019)とRaja Kirik (2019)

  • ジャンベ / ラップ / パーカッション

    下町兄弟

    日本

    ラップ・パフォーマー/ djembeプレイヤーとして下町兄弟を名義に活動

    サウンド・プロデューサー/ソングライターとしてアーティストへのトラック・メイキングや楽曲提供を多数行う(BANANA ICE)。 1992年より、SHIBAURA RECORDSを主催しオリジナル作品を発表。2006年以降、西アフリカのドラム~djembeを扱うようになり、プレイヤーとしても多くのライブ・ミュージシャンのサポートや舞台での演奏も行っている。 パパ・タラフマラ舞台「百年の孤独~Heart Of Gold」の出演をきっかけに、小池博史作品には「シンデレラ」「注文の多い料理」「風の又三郎」「世界会議」「2030世界漂流」「マハーバーラタ」プロジェクトに参加。

    Photo by Watal Asanuma.

  • 琉球音楽

    Taku Hosokawa

    日本

    沖縄県立芸術大学 琉球芸能専攻 卒業後、東京を拠点とする。

    琉球古典音楽 野村流保存会 師範
    2012年 沖縄タイムス主催 芸術選賞 琉球古典音楽 三線 「グランプリ受賞」
    Taku Hosokawa三線教室 主宰
    関東を中心に開催される琉球芸能の地謡や 沖縄音楽ユニット「男弦ダイナマイツ」として活動中。
    スタジオミュージシャンとして、レコーディング、音楽番組への出演や、映画音楽 などマルチに活動している。

STAFFスタッフ

  • 美術

    栗林隆

    日本

    1968年生まれ。長崎県出身。武蔵野美術大学卒業後渡独、2002年ドイツ デュッセルドルフ・クンストアカデミー修了(マイスターシューラー取得)。

    「境界」をテーマに数々の大掛かりなインスタレーション作品を制作。実際の空間や概念の反転を多く試みる。
    シンガポールビエンナーレ(2006)、「ネイチャーセンス展」森美術館(2010)、
    札幌国際芸術祭(2014)、ジャポニスム2018:響き合う魂』「Enfance/こども時代」展(パレ・ド・トーキョー、パリ、フランス)、瀬戸内国際芸術祭(2019)等に出展。
    十和田市現代美術館(2012)、インドネシア・ジョグジャカルタのArk Galerie(2017)にて個展開催他、逗子とインドネシアを拠点に国内外のプロジェクトに多数参加。
    2017年に小池博史ブリッジプロジェクト『世界会議』で初の舞台美術を担当。
    最近は、心の中に豊かな庭を作ると言う概念の「にわし」としての活動も開始。
    十和田市現代美術館にはインスタレーション「ザンプランド」が恒久展示されている。武蔵野美術大学客員教授。インドネシア ジョグジャカルタ在住。

  • 衣装デザイナー(衣装)

    浜井弘治

    日本

    山口県下関市生まれ。第61回装苑賞受賞。文化服装学院アパレルデザイン科卒業。

    繊維産地東京都八王子市のテキスタイルメーカー/みやしん株式会社に入社。株式会社三宅デザイン事務所に服飾デザイナーとして入社。インターナショナル・テキスタイルデザインコンテスト「ファッション振興財団賞」受賞を機に独立。工場の残った糸を回収した残糸シャツ、和紙デニム等和紙糸テキスタイル開発、衣料の最終地点/反毛MA-1、バクテリアシャツ、ガラ紡デニム等、ファッション業界の隙間を形にする「株式会社うるとらはまいデザイン事務所」を設立。パパ・タラフマラ、小池博史ブリッジプロジェクト作品の衣装を多数手がける。2016年 「浜井弘治、和紙をプロダクトする。」(山口県立美術館)、2017年 隈研吾監修 ひろしま里山未来博/廃校リノベーション テキスタイルデザイン担当。

  • 映像作家 / 演出家(映像)

    飯名尚人

    日本

    映像作家、演出家。舞台とメディアのための組織Dance and Media Japanを設立

    映像作家、演出家。舞台とメディアのための組織Dance and Media Japanを設立後、メディアテクノロジーとダンスを中心に、海外からアーティストの招聘プロジェクトを多数行う。2003年より「国際ダンス映画祭」を主宰。映像作家として、佐藤信、小池博史、川口隆夫、タケヤアケミ、東京演劇アンサンブル、清水寛二などの舞台作品に多数参加。ドラマトゥルクでの参加は、川口隆夫作品「大野一雄について」他。舞台演出として、「ASYL」(西松布咏、寺田みさこ出演)、「熱風」(平野正樹、笛田宇一郎、川口隆夫、他)、「ALL ABOUT ZERO」(及川廣信、ヨネヤマママコ、大野慶人、tarinainanika、他)。東京造形大学准教授、京都精華大学講師、座・高円寺劇場創造アカデミー講師、NPO法人ダンスアーカイヴ構想理事。

  • 美術家(アニメーション)

    青山健一

    日本

    東京都出身、石川県金沢市在住。1995年、画家として活動をはじめる。

    ギャラリー、廃ビル、ライブハウス、劇場、屋外など様々な空間で作品を発表。絵画を軸にした表現手法は、即興パフォーマンス、イラストレーション、アニメーション、映像、舞台美術など多岐にわたる。97年よりジャズ・オーケストラ「渋さ知らズ」に美術、映像メンバーとして参加。2012年、絵本「あした、せかいが」(文:三角みづ紀)を上梓。 Webサイト|https://aoken.info/